建売住宅と不等沈下

建売住宅と不等沈下

建売住宅と不等沈下によるトラブル

建売住宅を購入したが、住み始めて間もなく家の壁にひびが入ったり、襖やドアの開け閉めができなくなった等のトラブルを見聞きすることがあります。

テレビなどでも欠陥住宅として取り上げられたこともあります。

建売住宅の場合には、完成済みの家を購入することのメリットがあります。

間取り、建具等、すでに出来上がっているので、注文住宅にあるような建築前のイメージと完成後が異なるといったトラブルがありません。

しかしその一方で、建築前や建築途中に現場を確認できないという不安があります。

中でも、不等沈下の主な原因となる基礎工事です。

軟弱地盤の上に家を建築したがために起きるトラブルです。

家そのものに欠陥がなくても、土地に欠陥があれば家に悪影響を及ぼします。

建売住宅業者の中には、信用を第一にして安心して住める家を建てることを優先する業者がほとんどだと思いますが、少しでも安い販売価格にして売りやすくすることを優先するがために、建築費用を抑えようとする業者がいることも事実です。

そのために、本来であれば地中に杭を打つなどの工事を行う必要があるにもかかわらず、建築費用を低く抑えるためにそれを行わない業者がいると考えれるのです。

住宅を建築する前は、地盤の強度を調べるために地質調査を行うことは常識となっています。

購入を検討している物件の土地の調査が行われているかどうか、また、行われていないのであればその根拠を説明してもらうことが大事でしょう。