旗立て地(敷地延長)は売れにくい?

旗立て地(敷地延長)は売れにくい?

旗立て地(敷地延長)を買うと売る時に困る?

間口が狭く、家が建っている敷地までせまい敷地延長通路のある土地があります。

旗のような形をしていることから旗立て地とか敷延と呼ばれたりします。

住宅探しをしているお客様の中で、間口の狭い旗立て地を見て、
「こういう土地を買うと、将来売る時、売れにくくないですかね?」
と聞いてくる人がいます。

これは極論になりますが、住宅地として造成してある土地なら売れにくい土地はありません。

あるのは、売れにくい価格です。

どんなに日当たりが良くて、地型が良い土地であっても、周辺の土地と比較して割高であれば売れ残る可能性は高くなります。

逆に、間口の狭い旗立て地と言われ人気の落ちる土地であっても、価格を十分に下げれば早く売れるのです。

分譲販売地では、地型の悪い土地から先に売れていくといったことが珍しくありません。

A区画の土地が30坪の東南角地で2000万円。

一方、B区画は旗立て地で間口が2.5メートル。

決して日当たりは良くない。

40坪で価格が1500万円。

B区画は即買い手が付き、A区画は3か月たっても売れ残っている。

このようなことは珍しくないのです。

ただ、稀にタダでもらってもいらない、というような土地があるのも事実です。

しかしそれは、付帯工事費用に膨大な費用がかかり、その工事費だけでも土地が買えてしまうような土地です。