水道管が利用できないトラブルル

水道管が利用できないトラブル

前面道路の水道管が利用できない

土地を購入したが、前面道路に埋設されている水道管が利用できないというケースがあります。

前面道路が公道であれば、埋設されている水道管も公管ですから、なんら問題はありません。

ところが、前面道路が私接管で個人名義になっている場合には、その人の使用承諾が必要となります。

それがないと勝手に、そこから自分の土地に水道管を引き込むことはできないのです。

また、袋小路になっている道路に面したケースでは、水圧の問題で更なる供給が困難なケースもあります。

仮に、前面の埋設水道管が10件の家に枝分かれして水道を供給しているところに、新たに家を建て水道を供給することにより、他の家に供給している水圧が下がり、水の供給が弱まってしまうことがあるのです。

このような場合、それぞれの家から承諾をもらうことを求められることがあります。

ですから、土地を購入する際には前面道路の埋設水道管が公設管なのか、また私設管であれば間違いなく利用できるのか、使用承諾書はあるかなどを事前に調査する必要があります。

仮に利用できるとしても、袋小路などの場合は水道局に行って、新たな供給をすることで水圧的に問題がないかどうかを確認することも大切になります。