家相、間取りで失敗
家相を気にした間取りで失敗
家相の本来の目的は、快適に住める間取りの家を建てるために考え出されたものです。
ところが、家相を気にしすぎたために住みにくい間取りになってしまったとうケースがあるのです。
その中には、今で言う建築基準法のように実生活を考慮したものから、迷信めいたものまであります。
実生活面で見れば、寒い北東の表鬼門にはトイレや浴槽があれば、裸になる場所なので健康に良くないということが言えます。
また、暑い南西の裏鬼門にトイレがあれば、暑さによって腐敗した悪臭が家じゅうに充満しやすくなります。
こららは、昔の人が家を建てる上で考慮した、なるほどと思いたくなるような実生活面を考えたものです。
しかし、現代の家はどうでしょうか? 高断熱高気密で、お風呂の床を冷えないようにしたり、トイレは水洗トイレで汚物もすぐに家の外に流されます。
そうすると、家相の本来の意味を知っている人であれば、家相の見方も変わるべきであると考えるのが普通ではないでしょうか。
家相を気にしたばかりに、実生活で住みにくい間取りになってしまったという本末転倒な話が実際にあるのです。
これでは、「快適な生活営むことを目的とした家相」の考え方を全く無視したことになってしまいます。