地鎮祭は行うべき?

地鎮祭は行うべき?

地鎮祭は行うべき?

地鎮祭を行うべきかどうか悩んでいるのであれば地鎮祭を行うべきでしょう。

理由は、その迷いを消し去り前向きな気持ちで家づくりに取り組むためです。

「地鎮祭をしないで土地を掘り起こすと、土地の守り神の祟り(たたり)が起きる」
と思われる人もいますが、まあ、それは迷信と考えてもよいでしょう。

地鎮祭の本来の意味は、大地を支配する産土神(うぶすなのかみ)と大地主神(おおとこぬしのかみ)の許しを得て家を建てさせてもらうことだそうです。

神や霊などを信じる信じないを基準にして地鎮祭をするかしないかを決めるという選択もあります。

それとは別に、「自分はこの地に家を建てるのだ」

「ここが我々が住む土地なのだ」
という実感を得るために、地鎮祭は大きな意味を持ちます。

これは私が住宅営業として、多くの家族の家づくりに携わってきた経験からの感想ですが、 地鎮祭を行った家族と、そうでない家族には明らかに異なる点があります。

それは、自分たちがその土地に家を建て、移り住むのだという実感です。

土地が自分の所有物になるまでは全て書面による契約事ですから、土地が自分のものになるという実感がわかないのです。

これが、地鎮祭で神主様がその土地を支配する神様に家を建てることの許しを得、無事故と家族の幸せを祈ってもらうことにより、安心感とこれからの期待感がわいてくるのです。

地鎮祭を行った家族は、地鎮祭が終わると皆同じようにすがすがしい顔をしています。

つまり、”すがすがしい心の状態”になっている証拠であり、これがまさに私が地鎮祭を行うことを勧める最大の理由です。