小さな工務店で家を建てるリスク

工務店の大小によって、家のでき具合の良し悪しに影響するわけではありません。

むしろ、地元で長年営んでいる小規模の工務店の方が良心的で完成後も様子を見に立ち寄ってくれたりする職人さんがいたりします。

ただ、依頼者が心配するリスクとしては万が一大規模な補償問題などに発展した場合の、工務店（会社側）の賠償能力でしょう。

小さな工務店の社長がどんなに良心的とはいっても、数千万円の賠償問題に発展した場合、それだけの金額を賠償する体力があるかどうかは疑問です。

大手だから大丈夫というわけではありませんが、年間数千棟の家を建てているような会社であれば、数千万円の賠償責任が生じたとしても、それが原因で会社が倒産などということは考えにくいでしょう。

そのようなリスクを考えて大手に依頼するのは、施主側の心理としては自然なことだと思います。

また、小規模な工務店では年間に建てる家の数が少なく、コストパフォーマンス面でも仕入れ単価を下げるにも大手とは太刀打ちできないといった面があります。