古家付きの売り土地

古家付きの売り土地

古家付きの売り土地

古家つきの売り地という売り物件があります。

住んで住めないことはありませんが、それを決めるのは買主です。

ただ、売主は売り地として売却します。

仮に、その古家に住むのであれば、「瑕疵責任は負わない」というのが一般的な取引内容です。

築年数の古い中古住宅には、買主が移り住んでから「ここが壊れているから直してほしい」「雨漏りがする」「白アリがでる」などなど、なにかとトラブルがつきものです。

中には、売主ですら気がつかなかったことが後から発見され、「告知義務違反だ!」などと、責任を追及されることもしばしばです。

そこで、そのようなトラブルにならないよう、中古住宅として売るのではなく、あくまで売り地として販売するわけです。

物件を探す側としても、近隣との価格比較をする上で解体費用分を差し引いて価格を検討します。

買主によっていは、解体分の価格値引きを要求してくることもあります。

売却価格がどうであろうが、それは契約前に話がつく問題であり、物件の引き渡し後に買主から指摘されることではありません。

古家つき土地で売却するか、中古住宅として売却するか、それぞれにメリットデメリットがありますが、建物に老朽化が目立つようであれば、古家つき売り地として販売にかけるほうが賢明なように思えます。

ある程度、資金があり売却を急ぐ場合には、建物を解体し、きれいな更地にして市場に出せばさらに売りやすくなります。