住宅ローン未払い金

住宅ローン未払い金

金利上昇で住宅ローン未払い金が発生するリスク

「住宅ローンの未払い金」という言葉を聞いたことがありますか? 銀行で金銭消費貸借契約を交わすとき、変動の住宅ローンの金利が上昇しても、5年に一度の返済額の見直しでは 返済額が25%までしか上がらないという説明を受けたはずです。

多くの方は、この説明を受けて安心していると思います。

しかし、金利がどんどん上がっていった場合、どのようなことが起きるのでしょうか。

返済額のほとんどが金利の支払いに充てられ、元金が減らなくなるという可能性があるのです。

ということは、予定返済期間内に返済が完了しないという事態も発生します。

つまり、これが住宅ローンの未払い金の発生となるわけです。

「えっ!?35年ローンを組んでも、金利の動きによっては35年間で完済しないということ?」 そうです。

この未払い金というのが、住宅ローン変動金利のリスクなのです。

そのリスクを避けるために未払い利息を発生させない住宅ローン商品がありますが、上限金利が通常の変動金利よりも高めに設定されています。

銀行によって、違った住宅ローン商品がでていますが、どの商品にしても変動金利住宅ローンの場合、金利上昇リスクを避けることはできないことを理解すべきでしょう。

変動金利よりは、少し金利が高くなりますが、現在のように低金利時代に35年の固定金利を利用することのメリットは本当に大きいのです。

1,2%くらい変動金利より高くても、毎月の返済をきちんと行っていれば、返済期間中に金利がどんなに上がろうが契約期間には完済するのですから。

ちなみに、私が住宅ローンを始めて利用した時の住宅ローンは5%を超えていました。

金利優遇を含めると2%を割っている現在の住宅ローンから比較すると信じられない高い?金利です。

3000万円の借り入れで比較すると、金利2%→60万円/年に対して5%→150万円/年の金利支払額です。

金利だけでも年70万円、月にして約6万円も違うのですから。

過去に起きたことは、将来に起きる可能性がゼロではないということです。